野球とラジオのDJが大好きな少年・太郎は、学校で倒れて、海辺の病院に入院することになった。入院生活に飽きてきた頃、病院の隣の大先生の家から、毎日流れるお昼の音楽に興味を持つ太郎。レコードで溢れる大先生の部屋に忍び込み、DJの真似事に夢中になる太郎を見て、大先生はお昼の放送のDJをすることを提案する。そして、太郎は病院でDJとなった。スピーカーから流れてくる太郎の声が、音楽が、病院で過ごす人々を勇気づけ、病院を優しい空気で包んでいく。そんな時に、太郎は美しい少女たまきと出会う。そして、ふたりの小さな恋が少しずつ動きだした。言葉を伝えることに喜びを感じはじめた太郎には、勇気を出してたまきに伝えたかったことが・・・。
発売から15万部突破のベストセラーの原作が、2007年最もピュアな感動作としていよいよ映画として誕生！