シャネル社の協力のもとに製作された本作は、第62回カンヌ国際映画祭のクロージング作品として上映。カール・ラガーフェルドが特別にデザインした豪華な衣装と、言葉を奪う素晴らしい音楽に、惜しみない賞賛が贈られた。

1920年、パリ。一流のデザイナーの地位を手にしながら、初めて心から愛した男を事故で亡くし、悲しみにくれるココ･シャネル。
天才音楽でありながら、7年間のニジンスキー振付の「春の祭典」を酷評され、悲嘆にくれるイゴール・ストラヴィンスキー。
そんな二人が出遭い、至高の芸術と求める二人は、たちまち恋に落ち、互いを刺激し、新たな創造力を、次々と開花していった。
初めての香水創りに魂を注ぐシャネル。「春の祭典」再演に命を賭けるストラヴィンスキー。秘められた恋の行方は−−。