歌手になることを夢見て、１７歳で故郷ブエルトリコからニューヨークにやって来たエクトル。情感あふれる美声でナイトクラブに集まる人々を魅了し、サルサブームメントに乗って瞬く間にスターへの階段を駆け上がる。しかし、輝かしい成功の影で、私生活では破綻の一途を辿っていった。２０年間連れ添った妻ですら、彼を深い闇から救い出すことができなかった。ドラッグや酒に溺れ、かけがえのない家族を失い、やがて自殺未遂まで・・・。
伝説のサルサシンガー、エクトル・ラボーの栄光と苦悩を、公私共にパートナーであるマーク・アンソニーとジェニファー・ロペスが息のあった演技で完成させた。サルサ全盛期のニューヨークの熱気や、エクトルの壮絶な人生を、色鮮やかな映像と巧みなストーリーテリングで表現し、コレまでにない音楽映画の誕生！